Satin & Glass

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Satin & Glass

作曲:サミー・ネスティコ
演奏:サミー・ネスティコ・ビッグバンド

リードトランペットの玉井正哉さんをフィーチュアした曲です。
玉井さんの甘く切ない音色はナマで体感して頂くのが一番なのですが、ライブに来られなかった方はぜひDVDでご確認くださいね。
また、この曲については私が書くよりソリストに聞くのが一番!と思い玉井さんに取材してきました(^^)v。

 


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【質問】ソリストにとって、この曲はどういったところが魅力でしょうか?また、演奏していて苦労した点や、曲に対する印象や想いなどを教えて下さい。

【回答】コードとか難しいことはよくわからないのですが、美しいメロディと、居心地のいいハーモニーの中で自由に演奏できるところがこの曲の魅力でしょうか。

だからといって本当に自由に演奏しようとすると全然まとまらなくて、特に縦を、だらしなくならないようキチンとしながら、でも硬くならないように・・・全然うまくできませんでした。(^_^;)

また、じつはここだけの話、タイトルの「Satin & Glass」の「Glass」を当初は「Grass」と勘違いしていて、サテンの光沢と、夏の草原を風が渡っていく感じを重ねてイメージしていました。
途中で気付いたのですがなかなかイメージを切り替える事ができなくて、結局「ま、いっか」って感じでしたが・・・

少し時間をおいて、またやってみたい曲だと思います。今度はちゃんと「Glass」で。

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玉井さんありがとうございました!

ところでサテングラスって本当はどういう意味なのでしょう?
サテンにグラスと聞いて昔ながらの喫茶店とグラスをイメージしたアナタ、昭和生れですね(もちろん私も…(^_^;)。
語感によるイメージはともかく、実は私も玉井さんと同様、グラスは草のことだと思い、冒頭のピアノの速いアルペジオは、まさに「草原を風が駆け抜ける瞬間」をとらえたものと思い込んで弾いていました。

サテングラスとは、米国の繻子(サテン織り)仕上げの工芸ガラス器だそうです。
アンティーク風のランプシェードやグラスなどがネットで調べると見つかりました。

でも正式な曲名は「サテン&グラス」でこの「&」も気になります。
サテンのドレスやキラキラ輝くグラスが登場するパーティのような華やかな場を表現しているのでしょうか?
それにしては曲調が…と悩み、再び玉井さんに尋ねてみると
「僕の今のイメージはパーティというよりは、バーというか夜の酒場のチャイナドレスとウィスキーのグラスの感じでしょうか」とのこと。
なるほど!この曲をバックに夜のチャイナタウン、ちょっと高級なバー、謎めいたチャイナドレスの女性と片手にウィスキーの男性…絵になりますね(^^)v。

ぜひこのイメージで、このメンバーでもう一度挑戦したいと思います。あっ…その前に英語力をなんとかしろ!ですよね、スミマセンヾ(^_^;。

 

(鷹野)