Quince Jones作曲、61年に発表されたQuincyと彼のオーケストラによるジャズアルバム
「QUINTESSENCE」に収められています。
「QUINTESSECE」そのものの意味は「真髄」。
「5番目の(quint)要素(essence)」という形で成り立っている単語です。
昔、ギリシャでは地上界の万物は4大元素(火、空気、水、土)で成り立っているとされていたそうですが、それを超越した、地上界では存在しえない天上界での「完全なる5番目の元素」= quintessence から、「真髄」という意味に転じていったようです。
言葉のルーツを辿るのは面白いですね。
さて、Quincyといえば、一般的にはポップ&ファンキーな印象が強いかも知れませんが、このアルバムを聞くと、やっぱり彼の原点はジャズなんだよなぁ、と気付かされます。
アルバムのタイトルにもなっている「The Quintessence」は、このアルバムの第1曲目に収録された、いわば看板曲。
アルトサックス奏者Phil Woodsを全面的にフィーチャーした、切なく美しいバラードナンバーです。
JFAでは、バラード(と演歌^^;)を演奏させたら、この人の右に出る人はいない!というリードアルトの尾崎さんをフィーチャー。
本番でも惚れ惚れするような音色と、泣かせるフレージングで会場全体を魅了してしまいました♪
この演奏で尾崎さんのファンになっちゃった女子も多い?!(ハズ?!)
バックで演奏している方も、尾崎さんの演奏を聴きながら、聞き惚れて自分の演奏を忘れちゃうくらいだったかと(いや、忘れちゃダメだけど)…。
曲が終わった後の一瞬の静寂と、その後に沸き起こる拍手もひときわ大きく演奏も大成功だったのではないでしょうか?
また演奏してみたい、と思う1曲です。
(清藤)
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