Flight To Nassau

Count Basie Orchestraのアルバム「WARM BREEZE」に収録されている曲。

作編曲はSammy Nesticoである。Nesticoはラジオ局の専属アレンジャーとして活動を始め、1970年からBasieの作編曲を手がける。特に、Basie楽団末期の殆どを手がけている。

さて、この曲はFast Tempo(指定テンポは2分音符=126)のSwingナンバーで、Nesticoらしくシンプルな音使いながら歯切れの良い曲となっている。
8小節のリズムセクションによるイントロの後、サックスセクションの軽快なテーマに入るが、すぐにトランペットとトロンボーンにテーマが移り、全パートが絡みながら軽快に進む。テナーサックス(清藤幸子)のソロ、トランペット(武田敏之)のソロと続き、短いドラムソロ(丸田宏一)を挟みながら全員で後半へとなだれ込む。
我々演奏者からすれば、定番の進行で、Basieの様に軽快に演奏することは難しいが、音使いも自然なので速いテンポながら演奏しやすい曲だ。

因みに、Nassauと言うのはバハマの首都のことである。

 

(尾崎)

 

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