My One And Only Love

ヴォーカルナンバー1曲目は「My One And Only Love」。邦題「ただひとつの恋」。
もとは1947年にガイ・ウッドが作曲した「Music from Beyond the Moon」という曲だそうです。

ヴィック・ダモーンが歌ったもののヒットせず、1952年にロバート・メリンが詩を書き換え、翌年フランク・シナトラがレコード化したところ大ヒット。
60年代初めにジョニー・ハートマンがジョン・コルトレーンとの共演盤で取り上げてさらに有名になりました。
歌詞の日本語訳はインターネットで多数公開されています。のぞいてみてはいかがでしょうか。
歌詞の内容からすると男性ヴォーカル用ですが、多くの女性ヴォーカリストが取り上げています。
以下、ヴォーカリスト・菊地さんと、トランペットソロを吹いた武内さんへの電子メールによるインタビューを掲載します。
(お二人から電子メールで寄せていただいた内容をもとに、紹介者が編集・構成しました。)

Q 菊地さん、この曲との出会いは?

A やはり、皆さまご存知の、コルトレーンとハートマンのアルバムです。若い頃に聴いて、いつの日にか歌ってみたいと思っていましたところ、今回のアレンジが手に入りました。JFAで歌うことが出来て、たいへん嬉しく思っています。

Q 今回のアレンジは、Jim Martinのアレンジです。トランペッターのロブ・パートンが率いるROB PARTON’S JAZZTECH BIG BAND演奏のアルバム「FASCINATIN’ RHYTHM」(もとは1997年にロブ・パートンの自主製作アルバムとして発売されたものだそうです。2007年、日本で再発売(ベル・ミュージック・プレス BELL-0801)されました)に収められているバージョンでしたが、いかがでしたか?

A ロブ・パートン版では女性が歌っていましたから、とても参考になりました。でもやはり、ハートマンの演奏が一番ですね。ジョニー・ハートマン、そしてナット・キング・コールは洗練されていて、とってもスマートなのです。リズムや音程、発音など、細部にわたり丁寧に歌われていて、本当に好感が持てる、聴き手の気持を考えて歌っている、エンターティナーとしても尊敬に値する、素晴しい歌手ですよね。

Q ロブ・パートンのアルバムで歌っていた女性ヴォーカリストは、Kristy Partonさん。つまり、ダンナがラッパを熱く吹いて妻のヴォーカルを盛り上げたってところですかね。今回、菊地さんが歌うにあたっての工夫や苦労したところは?

A なんといっても、歌詞の意味が恋の絶頂期なので、歌っていて自分の顔が赤くなってしまいそうで……。ああ、日本語でなくって良かったなぁー、って思います。

Q さて、次にラッパの武内さんにうかがいたいと思います。菊地さんのヴォーカルをしっかりとしたトランペットソロで盛り上げてくださいました。楽器、よく鳴っていましたよね。あの新しい楽器、このソロを意識して買ったんじゃないかと思うくらいです。どこのトランペットですか?

A テイラーのシカゴカスタムというモデルです。モネットと並ぶいわゆる超重量タイプです。一般的にはシルキー等に代表される軽量タイプが好まれ、軽量タイプの方が抜けが良く、重量タイプはダークサウンドで抵抗感があり、抜けが悪いと誤解されているようですが、実際に吹いてみると全く逆に感じます。音色はクリアーだし、音抜けも良く、ダイナミックレンジも広い。遠鳴りしてくれる楽器です。

Q ねらっていた楽器なんですね!

A いやいや。冷やかしでモネットの試奏に行ったら、たまたまテイラーと出会って、衝動買いした次第です。

Q いやー。私もヴォーカル曲で菊地さんの歌声を引き立てられるようないい響きを追求しなくては……。菊地さん、武内さん、ありがとうございました。

(野村耕一郎)

 

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