Bebop Charlie

落ち着いた曲調だった前曲から打って変って、
キャッチーなメロディーが特徴な軽快なバップナンバー。
Bob FLorence Big Bandが1980年に発売した、
Concerts By The Seaのオープニング曲です。

ジャズ界で「チャーリー」というと、
かの有名なアルトサックス奏者、「チャーリー・パーカー」が思い浮かびます。
が、この曲での「チャーリー」は彼のことではなく、
地元ハリウッドのジャズ専門FM局で長年活躍したDJチャック・ナイルズのこと。
作曲者であるボブ・フローレンスは彼のことをいつも「ビバップ・チャーリー」と呼んでいたそうです。

「チャーリー」と「チャック」はともに「チャールズ」という名前の短縮形。
こういった短縮名が複数ある名前は多いそうで、マイケルの短縮名はミック・ミッキー・マイキーとなります。
マイケル・ジャクソンもミック・ジャガーも、ミッキーマウスもオー・マイキーも、元の名前は一緒なのですね。

・・・話がそれました。

全体を通して、高音部と低音部、サックスセクションとホーンセクションといった掛け合いが多いのですが、曲としてはとてもシンプルで吹きやすい曲です。
ただ、原曲はとても長い!今回はちょっと短縮バージョンでお届けしましたが、
それでも最後はバテバテになってました。

ソロはテナーサックス中野さんとトロンボーン山口さん。
ビバップの軽快なソロをご機嫌に吹いていらっしゃいました。
ビバップのアドリブのソロって難しいですよね。まだまだ勉強が必要だなぁと思う次第です。
さらに実はこの曲、後半の主役は丸田さんのドラムです!
ホーンセクションがバテバテになりそうな(すでになっている!?)のを横目に、
力強いプレーを魅せていただきました。

(清水)