【訃報】トランペッター数原晋さん死去

日本を代表するトランペッター・数原晋さんが亡くなりました。

トランペッター・数原晋さん死去 74歳 『必殺シリーズ』テーマ、『金ロー』初代OPなど演奏

 

楽器をやっている人だけでなく、誰もが聞いたことのあるトランペットだと思います。
上のニュースでも上がってる「必殺シリーズ」テーマ、「金曜ロードショー」のオープニングテーマなど、数々の名演があります。今回その数原さんを偲びYouTubeを漁ってみましたのでいくつか紹介しますね。

まず数原さん死去の報を受け作ったと思われる動画がありました。これを見れば誰もがあ?あのラッパか?!となると思います。
「必殺」むっちゃ良い音!カッケーーー!!

2021年5月11日数原晋さん死去

 

そして金曜ロードショーのテーマ フルバージョン『Friday Night Fantasy』高音質Ver.

 

そしてこれも超有名「ルパン三世のテーマ’80」
これも超カッコいいですね?。キレッキレ♪

 

こちらは「ルパン三世’89」。平原綾香のお父さん平原まこととの演奏。こちらでは数原さんのソロが聞けます。
数原晋&平原まことwith横濱音泉倶楽部「ルパン三世’89」

 

そしてこれも数原さん。高音域まで輝かしい美しい音!
はぐれ刑事純情派のテーマ – 数原晋

 

あとジャズのスタンダードやってる動画もありました。
まず「Love For Sale」

Love For Sale (MJO with Susumu Kazuhara in 2001)

 

そして「Take The A Train」。ピアノやベースはちょっと誰かわかりませんが、この四人すべて故人になってしまいました。

★A列車で行こう★鈴木章治(cl)、松本英彦(ts)、数原晋(tp)、ジミー竹内(ds) Take the ‘A’ Train

 

まだまだたくさんあるのですが、今日はこのくらいにさせてください^^;

最後に、楽器をやっている人、私(現在50後半)も含め吹奏楽を中学高校からやってきた人にとっては「数原晋」という名前はすごく馴染みのある名前だったのではないでしょうか。

まずどこのバンドも演奏したであろう(今でも?)「ニュー・サウンズ・イン・ブラス」シリーズ。懐かしいですね。

この中から曲をいくつもやったし、音源はお手本として参考にしつつも、聴くだけでも大いに楽しみました。

数原さんはこのシリーズの初期を中心にゲストミュージシャンとして参加していて、レコードなどでその名前を知ることになったのですが、ちょうど私が中学・高校の時期と重なるんですね。

このシリーズについて語る数原さんのページも見つけました
https://microsites.universal-music.co.jp/nsbspecial/message/writer10.php

このシリーズで知ったポピュラーの曲は多く、後の音楽沼にハマるきっかけとなったといっても過言ではありません。

というわけで今回、当時聞いていたニュー・サウンズ・イン・ブラス・シリーズの第5集に入っていた曲をYouTubeで探して再生リストを作ってみました。LPまるごと1枚。曲順に並べてみました。以下からどうぞ!

 

なお、データはこちら。

第5集ニュー・サウンズ・イン・ブラス

◎演奏/東京佼成ウインドオーケストラ

◎指揮/岩井直溥/東海林修

品番:TA-60078 廃盤

発売日:1977/5/5

【ゲスト&ソロ・ミュージシャン】
猪俣 猛(Drs.)
荒川康男(E.B.)
中牟礼貞則(E.G.)
鈴木重男(S.S.&A.S.)
宮沢 昭(T.S.)
羽鳥幸次/数原 晋(Tp.)白須正義(Tb.)
山口弘治/下舘広起(Hr.)
江草啓介(C.P)
スイングル・キャッツ(F-Cho.)

1. オリーブの首飾り (編曲:岩井直溥)
2. サバの女王 (編曲:小野崎孝輔)
3. サムシング (編曲:岩井直溥)
4. マスカレード(編曲:東海林修)
5. オー・シャンゼリゼ (編曲:岩井直溥)
6. ソウル・トレイン (編曲:岩井直溥)
7. 涙のトッカータ (編曲:浦田健次郎)
8. ハッスル (編曲:岩井直溥)
9. グッドバイ・モーニング (編曲:小野崎孝輔)
10. アフリカン・シンフォニー (編曲:岩井直溥)

むっちゃ懐かしいですね?^^;77年発売ということですが、ちょうど中学の時で、「オリーブの首飾り」「ハッスル」はやりました。

「サムシング」はビートルズのジョージ・ハリスンの曲ですが、そうそう、ユーフォの曲でした。高校の時やったかな?
ビートルズのアレンジがこのシリーズには多いのですが、ビートルズより先にこちらを聞いて、後で本物のビートルズを聴くようになりました。この「サムシング」もその1つ。本物を聞いた後だとなんとなくビミョーですが、吹奏楽アレンジとしては素晴らしいと思います。

そして特に好きだったのが「ソウル・トレイン」。ファンクビートに4管のソロ回し。ソウルフルな女性コーラスはこういうファンク・ソウル系の音楽の入り口だったような気がします。バンドでやったことはありませんでしたが、聴くたびにワクワクし、何度繰り返し聴いたか・・・これも今聴くとビミョーですけどね^^;
ちなみにTpのソロは羽鳥さんか数原さんかわかりません。すみません^^;

そして今も一番演奏されてるであろう曲が最後の「アフリカン・シンフォニー」。甲子園の高校野球の応援で良く耳にすると思います。これもバンドでやったことはなかったですが、こんなメジャーになっちゃうとは意外でした。ホルンが目立てる曲ですよね。動画のコメント欄が楽しいです。

以上、数原さんについて調べてるうちに色々懐かしいものに出会い、多く語ってしまいました。

改めてご冥福をお祈りします。

Sammy Nestico Play List

お疲れさまです!

お元気ですか?相変わらずコロナは続いておりますが、皆様いかがお過ごしでしょうか。

てことで練習は今月も中止となりました。

リモート飲み会も考えておりますが、今回は私が作ってみた「サミー・ネスティコ動画再生リスト」をアップしてみました。

とりあえず思いつくまま検索してリストにしていったので、他にも色々あるかと思いますが、バンドでやったことのあるのを中心に集めてみました。

曲がかぶってるのがありますが、別演奏です。全然違う演奏だったりするので、楽しめるかと思います。

ステイホームでもJAZZを忘れないよう、「心にジャズを」。

Makoto Ozone featuring No Name Horses ♪No Strings Attached (Stay Home Version)

先日5月23日、24日は「TOKYO JAZZ FESTIVAL 2020」だったのですが、新型コロナウイルス感染拡大防止のため中止となり、オンラインで開催されました。

「TOKYO JAZZ +plus LIVE STREAM」としてYouTubeチャンネルで配信され、2日間タップリと堪能できました。今回はこの中から小曽根真のビッグバンドNo Name Horsesの演奏のレビューをお届けします。

 

もちろんリモート演奏なのですが、このクオリティがスゴい!

Youtubeにちょうどこのバンドの動画が上がってましたので貼りますね。

リモートなのにこんなにスウィング!

 

リモート感ゼロ!

 

というチャットでの感想が凄い勢いで流れてましたが、まさにそのとおり。

画面見なければリモート演奏だなんてわかりません。普通にいい演奏です。

もう司会のハリー杉山とセレイナ・アンも大興奮。

まあ皆超一流のプロばっかですし、上手いのは当たり前。

一人ひとり別々に録音してるので、ホールでのライブ録音より細かいところも聞こえるしそりゃあ一つの良い作品としてまとまりのあるものができるでしょう。

多分事前に打ち合わせ、リハーサルは重ねてると思います。

ただ各々が違う場所でしょうし、使う機材もそれぞれでしょうし、そのあたりのセッティングなど、これだけの大所帯になると合わせるの無茶苦茶大変そうです。

そのへんは小曽根真から言及はなかったですが、ハリー杉山からの「どうしてリモートでこんな素晴らしい演奏ができるんですか?」との問いに、

 

「みんなのおかげ」

 

「They Loved Swing!」

 

「2 Important Things are Swing and Blues.」

 

と途中からなぜか英語で、興奮気味で話してました。

その他に

 

一番大切なことは「リスニング」

 

イマジネーション使って イマジネーションに向かって100%吹いていく
どれだけ音楽を聴いてきたかというバックグラウンドがないとできない

 

カンに頼ってやった音楽

 

その瞬間瞬間命かけて精一杯楽しむのが大事

 

ということでしたが、やはり「カン」でやってる部分もあるんですね。

他が見えない聞こえない中では当たり前だと思いますが、そこは百戦錬磨のプロだけに、全員で演奏してるイメージで演奏するというのは難なくできそう・・・でもそうでもないのかな。素人が思う以上に難しいのかもしれません。

 

いずれにしても大変良い演奏でした。1曲じゃ物足らないくらい。通常のコンサートならもう何曲かやるでしょうし、小曽根さんも言ってたロックも聴きたかった。

 

 

あと過去の東京ジャズの名場面や、1日目には新型コロナウィルスで亡くなったジャズ・レジェンドの映像も流れました。ウォレス・ルーニー(tp)、エリス・マルサリス(p)、リー・コニッツ(as)・・本当に残念です。

この中でエリス・マルサリスは小曽根真にとって本当に父親のような存在だったらしく、思い出を語ってましたが、

エリス・マルサリスを偲んで弾いていた曲が「エミリー」。

これ2017年のライブで取り上げた曲です。内堀勝アレンジでしたね。

 

あれ?エリス・マルサリスの曲だったっけ?と思い、プログラム作った時の原稿を改めて見てみたら、Music by Johnny Mandelってなってます。

でもヱリス・マルサリスと小曽根真が出したアルバム「Pure Pleasure for The Piano」で取り上げられてるので、多分小曽根真の思い出の曲ということなんでしょう。

ちゃんと譜面の作曲者のとこ見てなかったかな。う?ん、いや、書いてあったかな??書いてなかったような気がするんだけど。。と思って焦りました^^;

今年の東京JAZZは、この他にももっとたくさんのアーティストが出演してて、オンラインででしたが2日間タップリ楽しめました。

何組かのアーティストはYoutubeのチャンネルで見れますので、ぜひチェックしてみてください。

TOKYO JAZZ official channel
https://www.youtube.com/channel/UCe1qRn-d2Z9yXsdea9zb7Ng/featured

Jazz Day At Home

こんにちは。

緊急事態宣言が出て今までにない雰囲気のGWですが、皆様いかがお過ごしでしょうか。
「STAY HOME」してますか?

私はテレワーク歴17年のベテランですのでw自宅で一人で仕事とかは全然何てことはないのですが、バンドの練習ができないのは辛いですね。
特にビッグバンドなんか3密の最たるものですしね。
5月の練習も…できるかどうか。。。

ところで、全世界的にこんな状態ですので、色々なアーティストがライブやパフォーマンスをネット配信してますね。

で今日というか明日の早朝になるのですが、「国際ジャズデイ」が配信されます。

 

ハービー・ハンコックが「国際ジャズ・デイ」に生ライブ配信

 

ハービー・ハンコック他50名ほどのアーティストで、細かいプログラムまではわかりませんが、日本時間で5月1日午前4時からです。

早起きしましょう!・・・う?ん起きれるかな^^;

 

それともう一つ。

宇宙一のファンクバンド「タワー・オブ・パワー」も面白い動画を公開してます。

Tower of Power – What Is Hip? (Social Distancing Style)

歴代のリードボーカリストがリモートで交代交代で歌ってます。

タワー・オブ・パワーの歴代のボーカリストは大体黒人なのですが、この中に一人白人がいます。

私の知っている限りでは90年代初めくらいのTom Bowesくらいなのですが、この動画最初見た時は誰だろうと思ったんですね。
で、最後にクレジット出てきたので見てるとやっぱりTom Bowes。
90年前半の頃の若々しいイケメンのイメージしかなかったので、正直驚きました。
まあ確かに30年くらい前ですからしょうがないか。。人のことは言えないですが^^;

そのちょうど91年のライブの動画がありましたのでそれも貼っておきます。

実はこの頃のメンバーが94年頃来日した時、池袋か渋谷のCD SHOPでサイン会やっててサインもらいに行ったんですよね。握手もしました。

トランペットのオリジナルメンバーだったGREG ADAMSがいなかったのでリーダーのエミリオにどうしていないのか聞いたら、別の用事で…とか言ってたような気がします。この頃バンドから抜けたようですね。

ライブにも行きました。五反田のゆうぽーとと昔のブルーノート東京でしたねぇ。懐かしいですね。
昔のブルーノート東京はステージが狭かったので最前列にホーンセクションがいて、ボーカルのTom Bowesがステージの端っこでした^^;

最新アルバムはこちら

ステップ・アップ

Two Different Days

『?Two Different Days 』の動画を探してみました。

マイアミの音楽学校のバンドでしょうか。学生さん…?と思ったらなかなか上手いです。

 

あとこれも大学生バンド。ずっと静止画ですがこれもなかなか^^;

 

で、この曲はRob Parton’s Jazztech Big Bandの『Two Different Days』に入ってるようで、Youtubeではこのアルバム全曲が聴けるんですね!

え?いいの?と思ったのですが、このチャンネルはご本人(Rob Parton’s Jazztech Big Band)が上げてるようなので、いいのか^^;

ありがたく聴かせていただきましょう♪