Ya Gotta Try

“YA GOTTA TRY”皆さん、ご存じのカウント・ベイシー・オーケストラのナンバー。

アルバム“Prime Time”に収録されているナンバーで、1977年1月18-20日にかけてロスアンゼルスで収録されてますね。
作曲はこれまた著名な“サミー・ネスティコ”ですが、この方について調べてみますと…

本名は“Samuel Lewis Nestico” Sammyはあだ名なんですね。

1924年生まれですから、もう86歳です。
1970年からはカウント・ベイシー楽団のコンポーザー、アレンジャーとして
ベイシー楽団末期のほとんどの曲を手がけることとなり、
その名を知られることとなる、とありまして、
これがネスティコ氏の一般的に知られる事と思われますが、
最近楽譜販売会社のメルマガで気になる情報がありました…

 

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[衝撃!] Sammy Nestico Musicからの出版譜の販売が終了になります

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衝撃的な事実が判明しました。サミー・ネスティコさんが自ら出版をしていた
Sammy Nestico Musicの出版譜が在庫の無いものから順次販売を終了します。
今年に入ってから、レコーディングのためドイツを訪れていたサミーですが、
そこで足の骨を骨折してしまいました。
アメリカに戻ってきてリハビリを続け、最近ようやく自宅に戻られましたが、
何せ86歳という高齢のため、出版活動の継続は無理という判断をされたようです。
信じられない事かも知れませんが、Sammy Nestico Musicの楽譜は全てサミー自身がPCから印刷をし、
製本をしていたのです。
Sammy Nestico Musicの楽譜
を購入された事がある方、その楽譜にはサミーの指紋がきっとありますよっ!

 

(MSJPエクスプレス for ビッグバンド 2010年第14号 より)

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自分の分身である楽曲を渾身の気持ちを込めてプレイヤーに提供してたんでしょね。

演奏する私たちも身が引き締まる思いです。

 

では、これからが本題。

曲はまずピアノ・ソロから始まり、鷹野(旧姓中村)サウンドが唸ります。
ん~ますます曲のボルテージが上がります!
そしてSax Sound!この冒頭のSaxのフレーズが好きなんですよね~
これが聞きたくてこの曲を持ってきたんですよ、私。

次に見ごたえ、聞きごたえなのがテナーSaxのソロかけあい。
さっちゃんと西村さんの親子対決?です(違うか)よくこのテンポでソロが出来ますね~脱帽。

さて次にひけぇしはTpとTbセクションの掛け合い。観客の皆さんには
「ドゥ・ダ、ドゥ・ダ、ドゥ・ダー、ドゥ・ダ、ドゥ・ダ、ドゥ・ダー」と
聞こえましたでしょうか?

ハイ・テンポであっても味のあるベイシー&ネスティコ・サウンド。

これからもまだまだ先人たちに言われそうです「Ya Gotta Try」

(武田)

 

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