サミー・ネスティコ作曲のこの曲は、カウントベイシー楽団のアルバム『 Fancy Pants 』の演奏が有名です。
ピアノのイントロのあと、ミディアムテンポでスイングするテーマがフリューゲルホーンからサックス・トロンボーンセクションへと引き継がれ、
トランペットソロ、サックスユニゾン、ピアノソロ、テーマのトッティと構成される、
まさにベイシーファンには、たまらない曲です。
このテーマは易しそうで、実は音の跳躍が頻繁にあり、スイング感を出すのに難儀しました。
普段のリハでこのテーマの練習を何度も繰り返した次第です。
手前味噌ながら「明るく優しい音色」と評判のTpソロは私、武内良正。
それは私が直前に使い始めた新しい楽器によるのかもしれません。
テーラーというロンドン郊外で作られている完全ハンドメイドの楽器で、
モネットとならぶ超重量級で、明るくやわらかい音色が特徴の楽器です。
さらにAcademyのメンバーとしては、フォームがAABA16小節の繰り返しのアドリブソロで、Bの部分をどのように上手く演奏するのかが課題でしたが、なんとか単位は取れたようです。(苦笑)
中村はるみ(Pf)さんのソロもベイシーの曲らしさを保ちながら、彼女らしさを醸し出した演奏となっています。
(武内)
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