バディ・リッチの同名アルバムに収録されている、ビル・ポッツ作編曲のブルースです。
Alright,Okay,You Win
ライブの締めくくり曲はボーカル曲『Alright,Okay,You Win』。アンコールの2曲目でもあります。
アンコールにふさわしく、颯爽としたブルースで、サミー・ネスティコのアレンジによる、
繰り返されるリズムパターンやボーカルと伴奏の掛合いが印象的な曲となっています。
まずは歌詞をザックリご紹介。我らがボーカリストはこの曲同様、爽快感あふれる歌声の菊池千恵子さん。
そのイメージで書いてみました。
「そうね、あなたの勝ちよ」
そうね、認めるわ。この恋はあなたの勝ちよ。
私があなたにぞっこんだから。
まぁ恋しちゃったんだからどうしようもないわね。
こうなったらあなたの言うことはなんでもきくわ。それが恋ってものよね。
その代わり私の望みもきいてね。あなたにも私と同じくらい愛してほしいの。
それだけよ。簡単でしょ。
そうよ、だってあなたの勝ちなのよね。
…と、曖昧表現でお茶を濁しがちな日常にあって、なんともシンプルで気っ風のいい、胸の透くようなラブソングです。
尚、この曲は1955年にSid Wyche(シド・ワイチ)とMayme Watts(メイム・ワッツ)によって作られました。
ビッグバンドの演奏では、カウント・ベイシーオーケストラで歌うジョー・ウィリアムスの演奏がよく知られています。
【参考音源】
『COUNT BASIE Orchestra Live in Basel 1956』
◆ボーカル:ジョー・ウィリアムス
◆1956年9月29日スイスのライブ録音
『Basie in London』
◆ボーカル:ジョー・ウィリアムス
◆アレンジ:フランク・フォスター
◆1956年9月7日スウェーデンのライブ録音
さて、私達の演奏はというと、最後の曲という開放感からでしょうか、
『ヨッシャ~!何はともあれOKでAlrightや!!\(^O^)人(^O^)/』なノリだったと記憶しています。
とはいえ、エンターテナー菊池さんのパフォーマンスと、メロディに渋く絡む松波さんの粋なギターが、
打ち上げを目前に浮き足立つ我々の演奏をギュッと引き締めてくれたのでした。
そして何より、お客様が満場の拍手と手拍子で盛り上げて下さったお陰で、
最高にハッピーな演奏となったことは言うまでもありません。
本当にありがとうございました。
♪♪♪♪
(鷹野)
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