先日クインシー・ジョーンズが亡くなりました。ビッグバンド経験者なら彼のアレンジした曲を演奏したことない者はいないんじゃない?ってくらい、お世話になってるバンド多いんじゃないでしょうか。
特にベイシー関係は多く、今回の訃報を受けどんなのがあったっけと個人的にやったことのある曲を挙げてみました。
まず昨年の15周年ライブでもやりましたこれ。
Count Basie – I Left My Heart in San Francisco
レイ・チャールズで有名
Count Basie – I Can’t Stop Loving You
映画『ティファニーで朝食を』で有名ですがアレンジはめっちゃベイシー。
Count Basie – Moon River
そしてこれは今ちょうどやってるけど、アレンジはこれが元になってる?モノホンはやっぱ違うかも
Nice ‘n’ Easy
これも良くやったな。クインシーオリジナルの曲です。
Count Basie Orchestra – For Lena and Lennie (1957)
あとこれは練習でやってみただけですが超カッコいい。アレンジはクインシーとネスティコ?
Quincy Jones – Sammy Nestico Orchestra × Basie & Beyond
クインシーアレンジのベイシーの曲を集めたアルバムはこちら
【Count Basie & His Orchestra】This Time By Basie
ベイシー以外でクインシー・ジョーンズアレンジの曲を集めたのがこちら。これはCDで持ってます。
Quincy Jones Plays Hip Hits
そして私がビッグバンドを始める前、良く聴いていたのがこちら。
BACK ON THE BLOCK
クインシー・ジョーンズ
発売されたのが1989年というから、ちょうど大学を卒業して就職した年ですね。この頃はマイケル・ジャクソンやWe Are The Worldはもちろん知ってはいたけどコレでした。
ほぼプログラミングされた完璧できらびやかなバックトラックにラップ、ボーカル、いろんな楽器のソロが乗り、参加ミュージシャンも超豪華。演奏は良ければ曲も良い、音も最高。今思い出してまた聴いてますが、全然古さを感じさせない。まったく色褪せない名盤だと思います。今でもこのクオリティに勝る音楽はそうないんじゃないかとも思いますね。
ちなみにすごい個人的なことですが、10曲目の『Setembro (Brazilian Wedding Song)』という曲は、私の結婚式の披露宴の時、新郎新婦の入場時の音楽に使わせてもらいました。当時はまだカセットテープで、ほぼ徹夜で歓談時の音楽とかを編集してたなぁ。。。
あとヒットした曲で思い入れのある曲といえばこれ。『Stuff Like That』。発売は1978年てことなのでリアルタイムで聴いてたか憶えてませんが、あの伝説のフュージョンバンド「Stuff」誕生のきっかけになったアルバムだそうです。
Sounds & Stuff Like That
Drumsはもちろんスティーヴ・ガッド。何かで読んだけど「メトロノームより正確」といわれるリズムは大いに参考にしようとしたし、「グルーヴ」という言葉を意識しだした曲でありドラマーだったかもしれません。
そして忘れちゃいけないのが今もやってる『Dear Mr.Jones』。熱帯ジャズ楽団のバージョンで「Ironside」「Soul Bossa Nova」「Ai no Corrida」といったヒット曲のメドレー。「Ironside」のイントロテーマを挟みつつ展開していき最後は3曲が組んずほぐれつになって盛り上がります。
Dear Mr.Jones
ちなみにジャズフェローでは斎藤さんアレンジで「Soul Bossa Nova」の前に「Oye Como Va」が入ってます。ティト・プエンテの曲ですがサンタナの演奏で有名ですね。「俺のリズムを聞いとくれ」という意味です。
クインシー・ジョーンズの訃報に続き、つい先日もドラマーのロイ・ヘインズの訃報が飛び込んできました。99歳だったそうです。
伝説的なジャズ・ドラマー、ロイ・ヘインズ死去
チック・コリアの『夜も昼も』で良く聴きました。これはCDもアナログも持ってます。
ジャズジャイアンツが毎年のように逝ってますね。まあ皆さんお年だししょうがないのかもしれませんが、素晴らしい演奏、そして素晴らしい音楽を残してくれて本当に感謝です。