残念ながら今月2月も練習は中止ですが、訃報を耳にしたのでブログを書いてます。
プロ・アマ問わずビッグバンドをやってる者なら知らない人はいないでしょう。サミー・ネスティコが亡くなったそうです。
カウント・ベイシー・オーケストラの作曲/編曲家 サミー・ネスティコが死去 – amas
1月17日ということですので、もう1ヶ月前ですね。ちなみにその日はオンライン新年会で夜遅くまで飲んでましたが。。。
チック・コリアぐらいの大物だとネットのニュースに出るのですぐ知ることができるのですが、さすがにサミー・ネスティコだと一般には知られてません。ビッグバンドやってなければ音楽やってる人でも「誰それ」レベルでしょう。
が、我々ビッグバンドに携わる者にとっては、先日のチック・コリアの訃報以上にショックな出来事です。普段散々お世話になってますからね。
ご冥福をお祈りします。
ちなみに最近こういう訃報を伝える記事に付いている”R.I.P.”って見たことありませんか?英語圏で使われる「やすらかに眠れ」という意味の略語だそうで、「リップ」ではなく「アールアイピー」と読むとか。
https://eigobu.jp/magazine/rip
ところでサミー・ネスティコといえば、ベイシーを始めとした名曲の数々ありますが、何が一番印象に残ってますか?
ジャズフェローでもレパートリーとしていくつもやってますね。ライブをやるやらないに関わらず練習では必ず何かやってます。
私としては、TAKEUCHI BANDに入って最初のライブでやった曲「NIGHT FLIGHT」ですかね。
音源を聞いた時は「なんて無謀な」と思いつつ、まあなんとかなるもんですが、
疾走感がありホーンの入り交じるスリリングな展開の超カッコいい曲です。
サミー・ネスティコ名義の同名アルバム「NIGHT FLIGHT」に入ってますが、これ半分以上やってますね^^;
1.Fascinating Rhythm
2.Marguerite
3.Satin & Glass
4.Night Flight
5.I’m Beginning To See The Light
6.I Gotta Right To Sing The Blues
7.Smack Dab In The Middle
8.Hard-Hearted Hannah
9.A Warm Breeze
10.Samantha
11.Pressure Cooker
12.88 Basie Street
なおこのアルバム、Amazonにありますがずっと品切れ状態。中古でちょいお高めなら買えそうですが、また出してくれないかな。
1曲目の「Fascinating Rhythm」も印象深いです。これ別のバンドでトロンボーンとしてやったことありますが、途中のリズムがなくなってのホーンだけのアンサンブルがシビレますね?。
どの曲にも言えますが、難しいけどがんばればなんとかサマになるというか(もちろん曲によっては難しすぎてムリ!ってのはありましたが)、アレンジが秀逸なのでやりがいがあって楽しい。斬新で洗練されたイメージの曲が多いですよね。
ベイシーの同名曲で違うアレンジのも結構ありますが、ネスティコ版だとオシャレだったり^^;
譜面もたくさんあり入手しやすいので、アマチュアビッグバンド界にとってはなくてはならないアレンジャー。アレンジャーの欄にNesticoの文字があれば安心・安全(?)、鉄板なブランドって感じだったので、もう新しい曲が出てこないというのは残念です。
なお死因は公表されてませんが、今のご時世、気になりますね。96歳だったということです。
あとピアノのジュニア・マンスもサミーと同じ日、1月17日に亡くなったそうです。(92歳)http://amass.jp/143696/
今年になってもジャズの巨星が相次いで亡くなってます。チック・コリアの訃報もビックリしました。
ちなみに私が最初に買ったCDがチック・コリアのChick Corea Acoustic Band(邦題「スタンダーズ・アンド・モア」)でした。今でもたまに聴いてますが懐かしいですね。社会人1年目ですよ。
ビッグバンドでもお馴染みの「スペイン」の他、スタンダードやチックオリジナル曲とか、デイブ・ウェックルがスゴすぎていまだに何やってるかわからん。。^^;
あ、この件に関して書くとまた長くなるのでまたの機会に^^;
まあ当たり前の話ですが、自分が昔から聴いてるジャズジャイアンツも歳を取ります。コンサート、ライブに行ける機会があったら行っときましょう。
しかしコロナが落ち着かないとな?、なんとも歯がゆい状態ですが、この状況が一刻も早く収まることを願います。
それはまた(・∀・)